石原伸晃氏の参院くら替え方針、自民関係者「敵前逃亡とみられても仕方ない」

「敵前逃亡したとみられても仕方ない」。ある自民党関係者はそう嘆いた。
石原氏が地盤にしてきた杉並区では、自民党勢力の衰退が続いており、
次期衆院選に向けた不安が広がっている。

石原氏は21年の前回選で、小選挙区で立憲民主党の吉田晴美氏(51)に敗れ、
比例選でも復活当選できなかった。22年6月の杉並区長選では、野党統一候補と
なった岸本聡子区政が誕生。
今年4月の同区議選では、自民党の現職区議7人が落選するなど、自民党勢力の衰退が続いている。

早ければ秋とみられる衆院解散・総選挙を見据え、自民党都連は27日から、東京8区の
候補者の公募を始めた。ただ、ある自民党区議は「公募は7月3日までのたった1週間。
幹事長まで務めた石原さんを超える人材がいるだろうか」と不安を口にする。