ドイツ語を学習すると、同じゲルマン系の言語だからか
英語と似た単語があって英語の知識が役立つ。
しかし、ドイツ語には英語と違って名詞や形容詞、冠詞に
性・数・格による変化があって、動詞も性・数で変わるが、
フランス語ほど複雑ではない。むしろ英語の一般動詞が
現在形で三単現のSが付く程度の違いしかないのが異様。
ドイツ語の文は英語のようにSVOのような語順にがっちり縛られてなく、
MVSO、MVOS、OVSやOVSO、OVSCみたいな語順の文も結構見かける。
しかし、フランス語のようにOが代名詞のとき、平叙文でSOVの語順になる
なんてことはない。フランス語の語順は疑問文を作るときよく主語と動詞の
倒置をするけど(疑問文の作り方は実際にはいろいろ)原則として英語と
同様にがっちりしたSVO語順のようだ。それから英単語にはフランス語から
借用したと思われるものが結構あるようだ。

余計な雑学の解説が長くなったけど、フランス語もドイツ語と
同様に名詞や形容詞、冠詞に性・数の変化があり(ただし格変化するのは
代名詞だけみたいだ)、動詞も英語より複雑に変化する、他動詞が再帰代名詞を
目的語にとる表現が多様され、同じ「学生」「日本人」でもその人が男か女かで
違う形になる点は似通っているから、英語→ドイツ語→フランス語の順で
手を付けてみてはどうかな?