★米テキサス州の企業が8日、3Dプリンターを使った世界初の金属製の銃を作ったと発表した。

http://www.cnn.co.jp/storage/2013/11/09/8c255b672bae06f594ccc0724fd06f02/3d-printed-metal-gun.jpg

銃器専門メーカー、ソリッド・コンセプツはブログの中で、この銃を使って
実弾50発以上を発射し、約27メートル先の的に命中させたとしている。

この銃は、米国の銃器設計者ジョン・ブローニングが設計した自動拳銃M1911で、
米比戦争から生じた戦闘の最終局面で初めて広く使用された。33個の部品で構成され、
その大半はステンレス製だが、グリップは炭素繊維でできている。

3Dプリンターの低価格化で利用が広がるにつれ、近い将来、犯罪者が自宅にいながら
追跡不可能な銃を量産できるようになるのではとの懸念の声が上がっている。

これについて同社は、この技術は、3Dプリンターを使って銃をより安価に、より簡単に
製造できるようにするのが目的ではないとし、3Dプリンターが単にホビーストたちが
プラスチック製品を大量生産するための物ではなく、まじめな商業利用も可能であることを
証明したかったとしている。

今年5月に同じくテキサス州の非営利団体ディフェンス・ディストリビューテッドが
3Dプリンターで作ったプラスチック製の銃で実弾を発射するビデオを投稿し、論議を呼んだ。

開発責任者のコーディー・ウィルソン氏(25)は、3Dプリンターを使った銃の作り方を
ネット上で公開したが、米国務省の命令で削除され、その後、同団体のホームページも
閉鎖された。

しかし、ソリッド・コンセプツは免許を受けた銃器メーカーだ。
同社は、3Dプリンターを使って金属製の銃を作る技術の1つの利用例として、
拳銃の交換部品の販売を挙げている。

引用先:CNN 2013年11月9日
http://www.cnn.co.jp/tech/35039669.html