ちょっとした恐怖体験

昨日、東京に買い出しに行った。地下鉄に乗って上野方面にまわって、仲田商店だのファーストだのを見てから帰ろうと思ったんだが…
俺はしばらく東京に行ってなかったからか、街のお約束というのをすっかり忘れていた

うっかりしてその地下鉄、弱冷房車両に乗り込んでしまったのだ。
弱冷房車ってのは言ってみれば冷房が苦手な女性向け、準女性専用車両だった。それを俺は忘れていたため、おれはうっかり女性が
たくさん載ってくる車両に始発から乗り組んでしまったのだ

駅を通過するたびに乗り込んでくるたくさんの女性たち。キモオタファッキンデブな俺に突き刺さる視線が次世代で撃たれたときよりも痛
かった

よっぽど降りようかと思ったが、わざわざ立ち上がって女性をかき分けて、用もない駅で降りるのも嫌だった。もう少し人が減ってから下り
ないと間違いなく痴漢にされる

お父さん、お母さん、あなたの息子は最後まで勇敢でした・・・俺は心の中で遺書を書いた。敵意というよりすでに殺意が俺に向けられていた
ほんの少しでも動けば、オマワリどころか銃殺隊が呼ばれることは明白だった

ウエノまで乗るつもりだったが、仲御徒町で人が減ったので俺は慌てて降りた。俺は、助かったのだ。あのまま地下鉄に乗っていたらどうな
っていたか、俺にはわからない。あんなに怖い思いをしたことは、今までになかった