なぜ薬と酒を一緒に飲むといけないかというと
薬の効果が倍増し、身体や脳から薬理作用が抜けなくなるから。精神安定剤の薬理効果が倍増すると死も恐れてなくなるぐらいの安定、悪い意味で精神が麻痺してしまう。おかしくなってしまう精神の中で、錯乱してしまい出口のない現実の中で気を病んで終わりにしたかった。
警察は彼を守りきれなかった。というのも関東連合を壊滅できなかった。フラワー事件で逮捕した10数名以外は、ほぼ幸平一家堺組に集約された。
情報提供者として世の中の嘲笑や中傷の対象となり、どうすることもできなくて悩みぬいていた。
それが昨今の柴田。関東連合は幸平一家堺組に入ってさらに実力をつけた。振り込め詐欺をしきってるから。どうしようもできない事の連続が
彼を心の病にした。薬と酒をかけあわせると
今までためらっていた自害が、死の縁がすぐ真横にあるように感じられて身近に感じられた。
抵抗感のないまま、衝動的に錯乱して一気に首をきった。そのまま身体から大量に血が吹き出して
脱力するように死んでいった。
警察や政府による証人保護プログラムにも限界があることを証明した10年間だった。