奈良だけど、近隣の同和地域の古老の話では、差別がどうの貧しいってことも
なかったって書いてたな。仕事がたくさんあったから、まじめに働き腕を磨けば
いい暮らしが出来たって。

それと、南部の毛皮産地では、元の部落住民は家業で財をなしよそへ引っ越し、
もとの地域には雇った流れ者の職人を住まわせているんだとか・・

近畿に多いのは、近畿が江戸時代を通じて皮を原料とした製品=武具等の産地
だったからで、原料調達権を持ち、加工、製品化まで一貫した体制が出来て
いたんだろうね。明治になって解放令とともに既得権が失われ、時代の変化に
付いて行けずに没落した(貧しくなった)部落が発生した。

都市部では食いつぶした農村その他の地域からの流入も多かった。

本来なら、もう消えてなくなっているはずなのに、ある団体が利権のために
部落差別を温存させている。