>>322
確かに日本は米食文化って感じがしない
米食文化というと、やたらおかずをごはんや米加工の食品と一緒に食べる
大食い文化という感じだけど、日本の場合は少ないおかずをきっちり食べる小食文化という感じで、
ごはんの存在感がいちまいち大きくない
ごはんが後からくっ付いてきた感じで、ごはんもまたおかずの一つみたいな、
ごはんもまた副食みたいな位置づけになっているように思う
だから日本のおかずってのは妙に独立していて自己完結的なんだよね
例えば豆腐は大陸ではごはんのお供みたいな食べ物だけど、
日本に入って来ると妙な発展を遂げて、ごはんに合わなくなる
独立した食い物になるんだな
それで日本の食べ物ってのは大体薄味で油を使わず、何か生ものに似たような、
日本酒に合う食い物になる
これはやっぱり、穀物といわず魚介類がかつて主食だったのような印象を抱かせるんだな
それに後から穀物がくっ付いてきた
だから、ごはんを中心におかずを色々ついばむ大食い文化ではなく、
ごはんもおかずのようにきっちり食べ切る小食文化が日本には根付いたのではないかと思う
やっぱり食べ物に恵まれないところで育まれた文化って感じがするんだな
だから質素を旨とすることを良しとする考えも自然に生まれた
出された食い物を残すぐらいが礼儀だって中国人の発想は、穀物を貯蓄して、
穀物が有り余っている農耕民の発想だな
日本人はそれほど農耕民ですらないのかもしれない