● 【日本史板】お薦めの本を紹介するスレ ●
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「こういう良い本がありますよ」
こういう情報交換をして、お互いの知識を高めあいましょう。
新刊本・古書・古本・文庫・新書・写真集・歴史小説・史料・全集・ムック・雑誌・参考書・・・・・・・・
どんなものでも結構です
日本の古本屋
http://www.kosho.or.jp/servlet/top
古本・古書/検索・販売・買取サイト|スーパー源氏
http://sgenji.jp/
Yahoo!オークション - Yahoo! JAPAN
http://auctions.yahoo.co.jp/
Amazon.co.jp: 古本・古書・希少本 : 本 (和書)
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E6%9C%AC-%E5%8F%A4%E6%9B%B8-%E5%8F%A4%E6%9C%AC-%E5%B8%8C%E5%B0%91%E6%9C%AC/b?ie=UTF8&node=255460011 虚心に他山の石として異説を受容すればいいだけなのに
低学歴って自分の思い込みと違うだけで勝手にガッカリするよな >>500
いかにも俺は高卒だよ 悪かったな低学歴で 洋泉社歴史新書、もう1冊復刊されてた
「戦国合戦のリアル(原題 戦国軍事史への挑戦)」PHP文庫 吉川弘文館 大塚初重著「邪馬台国をとらえなおす」
原本(講談社刊)も在庫あるんだな
このシリーズ(読みなおす日本史)は、品切れになった本を再刊するんだと思ってたが この板で鈴木眞哉の名前を見かけたのは20年弱ぶりかな?
歴史系の書物はある程度数をよめるといっても、うれりゃなんでもいい
タイトルを変えてバカなリーマンに新刊だと思わせて売りつけてやれというPHP商法は
いっそ清々しいw 専門書は古本屋で買えばええと思っとったが売っとらんわ・・・・
定価(11000円)で買うしかないなあ
値段高すぎるわ 鎌倉殿・北条氏関係では何がおすすめですか?
ミネルヴァ頼朝は良書ですので、
頭の中をこの時代モードにするための一番手に今からでもおすすめですよ。 小説だが桜田晋也の尼将軍シリーズかな
学校の授業なんかで教師が美談的に語る、政子が頼朝をやりこめる
しづやしづしづのおだまき繰り返し 昔を今になすよしもがなの一席。
そもそも渋る頼朝に、見世物まがいに引きずり出せと要求したのは政子だろという作者の突っ込みにはくすりと笑えた。
この作者の歴史的敗者を主人公にした一連の作品は、ひねた見方や解釈が個人的に俺のつぼにはまってて好き。
ただ、元就辺りから劣化しはじめて、官兵衛は作者の変な性癖(権威の否定)が露骨になってきて読むに堪えない程に堕しちゃったけど。 「信長公記巻首と桶狭間の戦い」(風媒社、尾畑太三氏)は、
分析対象+90歳超の在野の研究者の作品とあって難解な一冊だが、地元ならではの唯一無二の論稿ですな。
義元は鎌倉本道・沓掛ではなく、江戸・明治期には辿れなくなっていた鎌倉間道を通って大高を目指した、
これさえ理解されていれば、今日に至る誤った合戦著述はなかったということ。
絵図が作られる過程の分析など面白かった。
あの信長公記巻首独特の改行・年月日表記の解釈については、
著者の説明に成程と思いつつも、
桶狭間のくだりの誤記など、太田牛一の意図が分からんね。 >>506
来年の大河ドラマの関連本なら、今が出版ラッシュ
現段階での一番は意味がないだろ >>509
大河の便乗本に当たりなし。これマメな。
>>508
信長公記の首巻は底本の中で一番異同が多いけど、その作者はドレ推し? 本の話ではないんだが・・・・
いずみさの歴史館に行ったんだが、撮影禁止って書いてある看板が立っていた。
しかし、展示の内容を覚えきれん。
こういう場合、どうしたらいいのだろうか?
図録が出ていればいいんだが、サイトを見ても図録が出るとは書いていない こっそり撮影するしかないよな
しかし文句言われたらイヤやしなあ 陽明文庫本を底本にした角川文庫版を全文筆記して、それに解説を加えていくスタイル。 桶狭間は藤本正行先生の本があれば十分
他はいらない >>513
ありがとう。この一年、書店に入ったのはカレンダーを買いに行ったときだけなので助かる。
天理本若しくは町田本についてコメントがあるなら、一寸興味が湧いたんだが… 人物叢書続刊に、高台院(ねね)追加されてる
秀吉はないのに、秀長やねねはあるのか 人物叢書「持統天皇」
天武・持統天皇陵を「円墳」と書いてる 正しくは八角墳
初版出たのが1960年と古いからやむを得ないか 吉川弘文館の新シリーズ 対決の東国史の2巻
北条氏と三浦氏
著者の高橋秀樹氏は、人物叢書「三浦義村」も執筆予定
新シリーズもいいが、人物叢書早く出してほしい
「源頼朝」「足利尊氏」執筆予定の高橋典幸氏も同じ
他社からいろいろ本出してるが、人物叢書書いてほしい 吉川弘文館 2月新刊「鎌倉幕府はなぜ滅びたのか」
歴史文化ライブラリーですでに「鎌倉幕府の滅亡」という本があるのに
よく出すなあ 著者はもちろん違うけど 大河に便乗というのもあるだろうけど
歴史系の本は各地の図書館等一定の購買層があるから
発売前からある程度の数が読める。
そういう購入層は一万前後の高価格帯でなければ、内容を一々吟味なんかしない。 戎光出版から発売の「徳川家康」、買った
新行紀一の論文載ってるが、もう故人だったのか どうりで古いわけだ 「室町幕府将軍列伝 新装版」 共編者 清水克行
清水氏は、人物叢書「足利直義」執筆予定
新装版もいいが、人物叢書早く出してほしい 去年だったか
文学通信の日本史史料研究会ブックス?で木下聡が武家官位関係で書くみたいな予告が載ってて楽しみにしてたんだが
なくなったのか 木下聡は、対決の東国史5 山内上杉氏と扇谷上杉氏を執筆してる
来年には刊行されるから、読むといい 同成社
「入門 縄文時代の考古学」「入門 歴史時代の考古学」
このシリーズで、旧石器、弥生、古墳も出してほしい 吉川弘文館
1〜3月で、新刊30冊以上出るけど、人物叢書はまったく無し
人物叢書新刊、いつ出るんだろ ミネルヴァ大村益次郎楽しみ。分量&価格張るけれど。
でも、その前に、対決の東国史の何冊とか、角川の城ものとか、読みたいのがたくさん。
仕事なんか行ってられねぇ。テレワーク倍増かな。 ミネルヴァ書房人物伝は毎月一冊必ず刊行してるのがいいな
人物叢書も負けずに出してほしい 古い本だが、保育社の「日本の古代遺跡」シリーズ
保育社なくなったために、完結に至らなくて残念
福井、大阪など読みたかった >>523 武家官位云々は平凡社「中世から近世へ」のラインアップに入っているが、
このシリーズも、昨年はわずか2冊(寿桂尼、ガラシャ)刊行と風前の灯です。 江戸無血開城の主役は勝海舟ではなく山岡鉄舟だ!!
の本が近い時期に何冊も出ているのはなぜですか?
私は昨年、ブイツーショリューション・水野夫氏本を読みましたが。 新泉社から高松塚古墳の本出るけど、それよりも「遺跡を学ぶ」シリーズの
高松塚古墳出してほしい
優先順位が違う 人物叢書「北条義時」のキャッチコピー
源家断絶を図り実朝暗殺を演出
に違和感
この本が義時黒幕説を取ってるから仕方がないのか? 今は「足利氏と新田氏」(吉川)を読んでいます。最高です。
この後読みたいと思っているのは、
「小田原北条氏と越後上杉氏」(吉川)、「大政所と北政所」(戎光祥)、「秀吉と家臣団の城」(角川)、
「家康と家臣団の城」(角川)、「山内容堂」(講談社)、「大村益次郎」(ミネルヴァ)あたりです。
仕事や家の事で忙しい上、政治・経済・安保・医療・スポーツ関係等の読書もあるので、
昨秋発刊本の未読も少なくないですが、これからピッチを上げて頑張りたいです。
皆さんはどうですか? >>535
いつものネトウヨ君?
質問するけど、「北条氏と三浦氏」は? 山川出版社の日本史リブレット、西郷隆盛で復活。今更?とも思いますが、
若年層をはじめライト層をターゲットに、歴史ファンの裾野を広げようという取組でしょうか。
多くの人に読まれるといいですね。
歴史に興味を持ち始めた、という人にとっては格好の題材(人物)ですものね。 現時点での予定によると、3月15日から19日にかけて、
「小田原北条氏と越後上杉氏」、「大政所と北政所」、「大村益次郎」、「神になった武士 平将門から西郷隆盛まで」
の発売が集中する。さて、どれを優先させようか? 昨年、「利休と信長 茶の湯でつづる戦国記」(生形貴重氏、教育評論社)
は面白そうだと思いつつスルーしてしまいましたが、
今度は、「お茶と権力 信長・利休・秀吉」(田中仙堂氏、文藝春秋/文春新書)が刊行。
何か旬のテーマになる理由がありますかね?
皆さんはどうしますか? 今月、遺跡を学ぶの
高松塚、キトラ古墳出るんだな 良かった 去る6日(日)にこの時期恒例の野球(戦力分析)本読了。
中旬の発刊ラッシュまで10日くらい空くので、
この機会に、遅ればせながら「酔鯨 山内容堂の軌跡 土佐から見た幕末史」(講談社現代新書)を購入し、
7日(月)から読んでいます。
幕末維新史のおさらいという感じではありますが、戦国・安土桃山時代以前等と比べ、
日記の記述や肖像写真等を通して、その時の情景や人物像をリアルに想起でき、
自分も同時進行のニュースを見るような感覚で楽しめるのがこの時代の物語ですね。
著者の家近良樹氏は、その心情で言えば明らかに佐幕家という印象ですが、
その筆致は冷静・客観的で、人士たちの力量やその欠落した部分・限界について公平な視点で叙述する人です。
倒幕勢力・維新政権を今日に至る自民党政権の源流とみなし、
その歴史を根こそぎ否定してしまう、いわゆる反日活動としての歴史叙述連中とは一線を画しています。
新書でも500頁に及ぶので月末近くまでは時間を使いそうです。
で、そこから中旬に続々刊行された注目本(先陣の筆頭候補は「小田原北条氏と越後医上杉氏」)
に取り掛かろうと思っています。 仕事が多忙で寄る時間がなかったターミナル駅近くの大型書店へ、今夜は1か月ぶりに行った。
刊行情報を持っておらず、発見した1冊が「石田三成 関ヶ原西軍人脈を形成した政治構造」(宮帯出版社、太田浩司氏)。
この著者も含め、近年出た三成伝はどれも読んでいなかったので、
本作は評伝とは違うが、西軍の構造や三成の構想に関する最新の研究成果を押さえておきたいかな。
また、白峰旬氏らが主唱して攻勢となっている、従来からお馴染の西軍布陣や合戦の展開を否定する論に対し、反論しているのも好い。
白峰旬氏らが主張して攻勢となっている、従来言われていた 今、図書館にある東洋文庫にハマっている。
松浦清山「甲子夜話」は、20巻もあったから、読むのに半年以上かかったけど
江戸時代の暇な隠居大名の暮らしや文化なんかもわかって面白い。
一番、面白いのは火災や天災の話(江戸や地方の噴火の事件なども)、
本当にいろんなところから情報を集めて克明に記録している。
今度は、アーネスト・サトウの日記に挑戦してみる。 日本通史本は結局何を読めばよいのでしょうか
ネットを調べても中公は読みやすいからおすすめと出てくるのですが流石に古いですよね
他のだと小学館とか講談社とか岩波とか色々あると思うのですがどうなんでしょうか 近現代史を斜め読みして
アジアへの反省と謝罪が足りない とか
ちっ!また自虐史観か とか
読んでイラつくかどうかを御自身で確かめてから読めすすめていけばよろしいのでは 「西郷隆盛と大久保利通の明治維新−理想と陰謀の激突」(さくら舎)
「鎖国の正体 秀吉・家康・家光の正しい選択」(柏書房)
いわゆる佐幕・反薩長政権⇒自民党中心とする現代与党政権批判派に括れる鈴木荘一氏の近刊2冊。
もっともその主張には個性があり、
前者では、西郷を民主・進歩派のリーダーに位置づけ、対する大久保を悪とみなし、
結果、大久保が勝ったことで日本の路線が決まったと説く。これは昔からある、一つのパターンですね。
後者では、イエズス会・伴天連の真意を見抜いた秀吉の政策をも高評価しているのが光る。
(朝鮮出兵をも対スペイン防衛戦略の一環に位置付けることまではできていないが。)
秀吉の弾圧の延長に徳川期の鎖国があり、これがその当時の選択としては正しかったという点では、
反明治維新云々関係なく、文句なく首肯できる。
いずれにせよ、どんな内容であれ自説を発表(出版)できるのは、
日本が明治維新改革を期に西洋文明社会への仲間入りを図ったからなんだよね。 西洋文明社会への仲間入りを図ったのは日本を開国させた江戸幕府だろ 今は、吉川弘文館・対決の東国史シリーズ7「小田原北条氏と越後上杉氏」(簗瀬大輔氏著)を読んでいます。
天下の覇権争いとは関係ない関東ローカルもので、武田・上杉の川中島会戦のような決戦もないので、
読んでいて、ちむどんどんする感じではないですが、
個人的にこれまで深く探究して来なかった世界(小田原北条氏を中心にした書籍は初めて)なので、
知識・情報を新たに入れることができています。
その中で、戦国大名よりも国衆が主役、特に境目の攻防、という視点は現代の戦国史叙述の王道ですし、
関東平野独特の河床の深くない渡河ルートが経済・文化の道、ひいては紛争激化地になったという説明は成程です。
難を言えば、誤記・誤植(事象の年次・月次比定の間違い、西暦と元号の年の不一致、東と西の間違い、味方と見方と書く、など)
が多く、正確な情報を確認して校正のペンを入れながら読み進めなければいけないことです。
関連して、どなたか御存知の方、教えてください。
永禄10年、佐野城を押さえた上杉輝虎が佐野勢の人質を連れて兵を引いた「21日」というのは、
同年11月ですかね? 講談社の日本通史が内容的にも古すぎず良いと思ったから読むことにするわ
ただ0巻と25巻が研究というより意見発表になってる感じがして思想関係なく場違いな気がするわ
もうちょっと書き手を集めて別のシリーズとして売ったほうが良いんじゃないか? 戎光祥出版から上総広常の本出るけど、発売は来月
新聞広告にはそんなこと書いてなかった 5月発売と明記してほしい >>556
吉川・対決の東国史@「源頼朝と木曽義仲」共々、大河ドラマの登場期間には間に合わなかったですね。
東国武士論全体ではなく、史料を基に広常固有の論点をどこまで提示できているかですね。 人物叢書6月は「遠山景普」
大河ドラマ便乗でも構わないから、源頼朝、北条時政、三浦義村などを出してほしい
ミネルヴァは6月「北条時政」タイムリーだな 穏健・佐幕派かと思われてきた安藤優一郎氏の、維新直後の日本云々とかいうのも、酷い本だな。
贋札横行とか、西郷も憤慨の役人腐敗とか、横井・広沢暗殺など京都ではテロ横行とか、
だから何?という話。江戸幕府のままで好かったの?
一方、精力的なのが宮帯出版社。三成・関ヶ原論に続き「武田信玄の子供たち」(一門衆や武田の城館論を含む)論を刊行。
明日、書店で2冊を比較して、「先に読みたい」と直感した本を買おうかな。 山本みなみ氏が「史伝 北条政子 −鎌倉幕府を導いた尼将軍」(NHK出版新書)を出しましたね。
義時論について、現在最も到達度の高いのがこの著者と言われているので、政子論についても推して知るべし。
「史伝 北条義時」を読んでいない人は必読でしょう。
私は、昨日まで「お茶と権力 −信長・利休・秀吉」(田中仙堂氏、文春新書)を読んでいました。
武家の文化としての茶会の成り立ち、信長・秀吉の茶会戦略(メディア利用)に関する個々の場面ごとの意味づけなど、新たな知識・情報が得られました。
そして、利休の追放(死罪)については、「黄金趣味VS侘び」という通説的理解とほぼ真逆の見解になっていますが、
武家官位制の成立により茶会の意味合いが変わっていったこと、
秀吉も茶会において(利休と同じく)一期一会の境地、直心の交わりを求めるようになり、
それゆえに利休を必要としなくなったことなど、
成程と合点がいきました。 3代将軍・源実朝(さねとも)は右大臣の拝賀式を鶴岡八幡宮で執り行った直後に、甥(おい)の公暁によって討たれます。これは昔から、北条義時の陰謀説が唱えられていましたが、
最近は公暁の単独犯人説が力を得ています。つまり、北条政子や義時以下は、実朝将軍の時代が続くものと想定していたのに、「アクシデント」として彼が暗殺される事件が起きてしまった、というわけです。
うーん、そうなのかなあ。吾妻鏡には実朝が自身の不幸を予見するような記事がいっぱいありますね。御家人たちはだれも実朝の排除をもくろんでいなかったのなら、彼はなぜ、
そんなに悲しげに日常を送ったのか。彼はよく知られるように、鎌倉を脱出して宋へ渡航しようとしますが、そんな突飛(とっぴ)な行動に出たのはなぜか。その船が海に浮かばずに座礁してしまったのはなぜか。
私は、実朝さまはもう不要だ、源氏将軍はもういらない、と考える御家人が(北条義時を筆頭として)たくさんいたからだと思うのです。
そう、一番簡単な疑問として、公暁単独の犯行なら、このあとすぐに、阿野時元(頼朝の甥。義時や政子の甥でもある)が討たれたのはなぜ? 禅暁(公暁の弟)が拘束され、やがて殺されたのはなぜ?
やはり源氏の血統はもういらない、というのが鎌倉御家人のコンセンサスになっていたように思えます。
歴史的な事情を整理して自分なりの解釈①をするのなら、すぐにその解釈①への反論を想定してみる。それでその反論を簡単に否定できぬのなら、解釈①には再考の余地がある。
世の中に披露するに足る歴史研究の新知見というのは、考えついては崩し、考えついては崩し、というくり返しの中から、自己否定をはね返しながら生まれてくるものだと思うのです。
でも、そうした考え方の重厚さが、最近はどうも足らないような気がしてなりません。【本郷和人の日本史ナ ナメ読み】 「日本史サイエンス」シリーズ化、なかなか面白いテーマを持ってきますね。
戎光祥の「上総広常」は重版とのこと、目出度いですね。
ミネルヴァの「北条時政」、目次をみると興味を惹きますね。
「藤原住友」も刊行予定と、なかなか意欲的ですね。 ネトウヨは豪華天皇本を買わない??
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/history/1593808764/
1 日本@名無史さん 2020/07/04(土) 05:39:24.41 ID:
https://7net.omni7.jp/detail/1100660470
31年も前、平成スタート記念で刊行された、価格約1万円の『歴代天皇紀』
まだ売ってる・・・ネトウヨが買わないからだ!! これ、さすがに在庫切れ。
そこで、これをお奨めする。
河出書房新社の大著『天皇史年表』
価格は¥32000!! 昨日、「石田三成 関ヶ原西軍人脈が…」を読了しました。
西軍シンパなので、この手のテーマはこれまでも選んで読んできましたが、
中堅・気鋭の研究者による論考で現時点での到達度を確認できて好かったです。
丁度、渡邉大門氏の家康VS五奉行的な新刊も出ていますが、要するにそういうことです。
各論では、毛利輝元が秀元や吉川らを決戦場へ送り込んだ消耗させようとしたこととか、成程と思いました。
あと、大阪夏の陣にも見られる増田長盛と長宗我部氏の関係ですね。
それから、島津義弘が7月中旬時点では自己認識においても紛れもなく西軍の主力(主戦派)であったことが確認できましたが、
ならば当日の行動はどうしてなのか?と(兵力が少ないことは確かだし、三成との戦術面での対立とかも本当なのですかね?)
次は、「広常」を読むか、あるいは頭の中が豊臣家色になっているうちに「大政所と北政所」でしょうか。
他方、和田秀樹先生のマスク外せ論(新書)も読んで意気軒昂になりたいところです。
それでは当時鵜の 最近、渡邉大門という人の本がよく並ぶようになったな ◆渡邉大門氏は、特定テーマに関する独自の論考を出すというより、
少し大きな括りで時代・人物を捉え、過去から現在に至る研究・学説動向を総覧して紹介する、
そういう面で活躍されていますな。
WEB配信も含め、一般大衆の啓発という意味での貢献は大ですな。
◆人物叢書や遠山景晋に里見義尭か… これらを研究し著作を発行するのもある意味凄いな。
でも、なかなか手に取る人はいないよなぁ。 「上総広常:房総最大の武力を築いた猛将の生涯」(千野原靖方氏、戎光祥出版)を昨日、読了しました。
コンパクトながら中身の詰まった良書でした。
およそ人の生き方・振舞を規定するであろう、人脈(血統)と地盤(生まれ育った場所の地理的・地政学的特質・環境)から、
上総広常という人物の歴史的な意味合いを見事なまでに解き明かしてくれています。
これまで余り意識はしていませんでしたが、
常陸平氏(将門、貞盛、忠常ら)と海道平氏・清原氏・藤原氏、そして両総平氏の関係系図を眺めると、成程、見えてきますね。
もちろん資料の制約のある中、広常誅殺の背景・要因等については推論も含まれますが、
寿永2年宣旨後の奥州藤原氏と頼朝との重要な交渉過程と同時期に起きた事件であると考えると、
状況証拠という意味では著者に賛同します。
富士川合戦後、平家軍追撃(西上)ではなく広常や千葉常胤が佐竹討伐を主張した理由も合点がいきます。 >>568
渡辺氏は職業柄Web記事への寄稿や新書本が多いだけで本職の本もかなり沢山出してるぞ
里見は普通に人気でしょ、こんど戎光祥から図説里見一族も出るし
遠山はまあ金さんファンは読むんじゃないかな知らんけど >>571
三谷幸喜氏やNHK制作チームがこれっぽちも思い至ることのない深い考察だな。
著者も、それを理解する読者もね。 ドラマに合わせて三谷幸喜が深夜のFMでゴソゴソ喋ってたが
第一声が「私は原稿をパソコンで書いているんですよ!」パソコンを使いこなす自分アピール
インタビュアーも話を合わせてたが、三谷の愚痴?がはじまる
「○○○やXXXの名前が一発変換できなくて困ってますぅ~やはり機械はマダマダですね」
相手が偉すぎて誰も言えないんだろうけど、三谷の息子や孫は辞書登録ぐらい教えてやれよと聞きながら思った 吉川、8月は黒田孝高か。
メジャーなのは好いが、なぜ今“官兵衛”なのか?と考えると食指は動かぬ。
吉川なら「武者から武士へ」は面白いかも。
一方、ミネルヴァの8月はWho is he? お休みなさい。
「泰平を演じる」とか、戦国大名とカネ、明治維新とカネの近刊本、読んでいる人いますか? ●「武田信玄の妻、三条殿」(東京堂出版)
黒田基樹先生、“女性”に嵌っていますね。
その子たちや別妻、妾にも話が及んでいるので、「武田信玄の子供たち」と両方読むと、情報量が凄いことになりますね。
●「論争 関ヶ原合戦」(新潮選書)
笠谷和比古先生、王道の関ヶ原論ですね。
合戦当日の布陣や小早川の動きなど、原点回帰の主張でこちらを支持します。
「関ヶ原合戦はなかった」系の最近の論は、史料解釈が甘過ぎますよね。
●「大久保利通−「知」を結ぶ指導者」(新潮選書)
瀧井一博先生、さすがです。北条政子・義時のそれが山本みなみ氏であれば、
大久保については現在最高到達点にありますね。
>笠谷和比古先生、王道の関ヶ原論ですね。
業績としては、押込の構造なんだけど、一般読者にしてみれば
関ケ原だけの人なんだよなぁ 来年の大河関連本ー家康物が出始めましたね。
皆さん、読む予定ありますか?ここに集う人々は散々家康研究やっているだろうと思いますから。
さすが出足の速い渡邉大門氏の新書、比較的ライトな層が最新研究を押さえるには適していますね。 >>1
裏切られた3人の天皇 明治維新の謎 鹿島昇 「武者から武士へ−兵乱が生んだ新社会集団」(吉川弘文館、森公章氏)
を昨日から読んでいます。1日約20頁ずつ、2週間程度の予定です。
知らなかった人物名や官途名などすべて覚えるのは無理ですが、歴史の流れを改めて確認できそうです。 ○ 吉川弘文館・人物叢書、ミネルヴァ書房・日本評伝選、いずれも古代や現代過ぎたり、マイナー人物だったりが多く、
なかなか皆が期待する人物は出て来ないですね。
○ 吉川だったら、安倍・清原氏の巨大城柵云々が面白そうですね。
「武者から武士へ」で前九年・後三年合戦に触れた人は、更に深掘りできるかも。
○ お馴染の著者だけれど、また江戸無血開城ものが近刊(吉川)されますね。
この数年くらいで何冊出るのよ?歴史学会で何かあるの?
○ 平凡社「中世から近世へ」は光成氏の毛利ものでようやく復活。
関ヶ原合戦における毛利諸将の動向の解明が主題になると思うので、購読候補にします。
」
黒田基樹氏の“おんな”シリーズであり大河ドラマ関連本でもある、
「徳川家康の妻築山殿 悲劇の生涯をたどる」(10月刊行・平凡社新書)はどうですか? 刊行後5か月になるが、「武田信玄の子供たち」(宮帯出版社)を読み始めた。
まだ序盤(円光院殿以下夫人たち紹介の総論、義信・龍芳・信之・勝頼の各論考)だが、
いや〜、誤りが多く、校正しながら読み進めるのが大変。
年次比定、和暦と西暦の不適合、人物名の誤り、「武田氏」を「武氏田」とするなどの誤植、
全く意味が通じなくなる文の挿入、同一論文内での矛盾もある。
出版社編集部、それから責任編者の丸島和洋氏の責任は重い。
編纂・出版過程でアクシデントがあったようだけれど、それでも批判を免れるものではない。
内容は好いよ。
「武田勝頼」(深沢修平氏)では、跡部勝資・武田信豊らの側近専制政治を指弾する甲陽軍鑑の記述が、
相当程度に真実性、少なくとも武田家中での受け止めはそういうものであったことが論証されている。
(この論考は、一つも校正すべき個所なし。) SCRAМBLEイヒ急げ! 09/11 15時38壺 「嘉吉の乱−室町幕府を変えた将軍暗殺」(ちくま新書)
渡邊大門氏、新書とはいえ、一般大衆向け・大河ドラマのブーム便乗ではないテーマを持ってきましたね。
自身の研究対象、マイブームなのかな?
ただどれだけ読まれるか。皆さんどうですか? 「国葬の成立−明治国家と『功臣』の死」(勉誠出版、宮間純一氏)
もう7年前の本ですが、今こそ読んでみるべきなのでしょう。取り寄せている人も結構いるかな。
政策(改革)実行力、その存在感、支持と不支持の両極化、そしてその死。
大久保利通≒安倍晋三、これに異論はないでしょう。 ス導
ク入
ラし
ンろ
ブ!
ル 09/13 23時19壺 >>1
● 右翼になりたい人が読む入門書 ●
書名 「不道徳教育講座」
著者 三島由紀夫
この本を読めば、右翼の物の考え方を知ることができます。
【大いにウソをつくべし】【弱い者をいじめるべし】
【教師を内心バカにすべし】【痴漢を歓迎すべし】
【友人を裏切るべし】【人に迷惑をかけて死ぬべし】
などのタイトルがついた70章から成っています。 >>582
光成・毛利本はずっと前にこのシリーズの予告で「関ヶ原以後」とされていたものかと思うし、
吉川広正も中心人物として出てくるので、寛永期の権力闘争・秀就権力の確立がメインになるのでは?
>>588
某レビューを見ると、やはり今年の7月以降に結構読まれているね。
>>590
日本史本の範疇と言えるかどうか… 河出書房新社の大著『天皇史年表』
価格は¥32000!! 「武田信玄の子供たち」約500頁、17日間かけて本日読了。いや、内容は素晴らしい。
だけれど、誤記・誤植の多さが半端ではなかった。
(1)まず、初歩的なミスでは、
●信玄の末子信清氏→「氏」はトルツメ ●重要や役割→「重要な」
●(秋山越前守について)秋山一族は別掲の虎繁系も含め→「別系」
●家康が関東に移封された天正二十年→「天正十八年」 ●文禄二年(1594年)→「1593年」
これらはすぐ直せるが、次いで、
(2)少し考えたり確認が必要なものとしては、
●真田幸綱の四男昌幸→「三男」 ●春原孫左衛門→「惣左衛門」*他の複数個所はこちら
●(信廉について)信玄死去時三十一歳→「三十二歳」*数え年
●参考文献に浅倉直美氏の著作を使っているが、本文中は(朝倉二〇一九)と注記
一番面倒なのが、
(3)調べなければ正しく直せないもので、
●秋山越前守の父(法善)の本土寺過去帳に記載される命日について、五月五七日→「五月七日」
●参考文献に小笠原氏の林城について中川治雄氏の論考を使っており、
参考文献欄では「論文名」(1988年)としているのに、本文中は(中川1998)→「1988」が正しい。
*中川治雄氏について検索して確認
●「吾妻鏡」により小笠原長清が伴野庄の地頭であったとされる年について、
文治二年(1185)と記載→「1186」 *文治2年なのか元年なのか検索して確認
これらはごく一部。枚挙に暇がないとはまさにこのことです。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています