そもそも、建国「記念日」という名称がよくない
「記念日」というからには、その月日が、記念されるべき歴史上の事件があった日でなくてはならない
たとえば、近代に成立して歴史の浅いアメリカ合衆国なら、建国した日は、独立宣言した1776年7月4日と
確定できる
だから7月4日がアメリカの独立「記念日」であることに、異論を唱える者はほとんどいないだろう
だが、日本のように古代から続く歴史の古い国は、そもそも何年何月何日に国が成立したというような
はっきりとした成立の日があるわけではない
あったとしても、それが本当にその日だったのか、証明のしようがない
したがって、2月11日の祝日は、建国記念日という名称を廃止して、戦前の「紀元節」に戻すべきだ
「節」なら、後世の人が決めた「節目」であって、「記念日」ではないので、歴史上その日に何か
あったという事実は必要ない
言葉の定義として、あきらかに建国記念日より紀元節の方が適切だ