日本の歴史というのは、天皇の取り合いという部分が大きい。

保元の乱、平治の乱、南北朝、戦国、明治維新。すべて天皇を取った方が勝っている。全ては天皇の取り合いであり、天皇は将棋の玉のようなもので、玉を取ったほうが勝ちとなる。
これは日本人の無意識の中で、完全な政教分離が出来ておらず、天皇は宗教的な指導者であり、政治的な指導者でもあるという特徴があるからです。江戸時代ですら、政治的な力を完全に失った訳ではなかったので、明治維新が可能となったとも言えるのです。

このシスステムは古代では一般的で、エジプトのファラオ以来のシステムです。このシステムの致命的な欠点は、戦争に負けてファラオが捕らえられると、民族滅亡の危機に落いるという点です。
例えば、インカ帝国は皇帝アタワルパをピサロに捕虜にされて滅びました。それを防ぐためにユダヤ教は開発されたのでしょう。

マッカーサーは占領当初に天皇より自分が上というところを示し、天皇人間宣言までさせて、完全に日本を支配しました。
今もその後遺症が深く、日本人はアメリカ人に頭が上がらない状態になっているのです。これは政教一致システムの致命的な欠点でしょう。

これを打破するには、天皇陛下を完全に政治から排除して京都に移し、宗教的な存在にするという手段が良いと考えます。