織田軍団長の中で、どこの馬の骨?な連中が秀吉、光秀、一益。
当たり前だが、彼らはペーペーから成り上がったのだから、相当な能力の持ち主。
つまり、中でも一番の出世頭である光秀は、後に天下を取った秀吉と同等か、
それ以上の能力と信長が認めた事になる。

元々、光秀は織田家仕官前も斉藤、朝倉、細川、足利将軍家、とコロコロと主人を
変えてるから、自分の野望のためには主家を裏切る事に抵抗の無い人物。

そもそも織田家は反乱、謀反が多い。
弟の信勝、義弟の浅井、爆弾正、荒木、波多野兄弟etc、と枚挙に暇がない。
つまり、織田家中には常に不穏な空気が漂っていて、謀反が起きやすい状況だった事になる。
謀反が起きやすい状況とは、謀反が成功しそうな雰囲気って事。
自分が反乱蜂起したら、一緒に付いてきてくれる連中が多そうだと思える状況って事やね。

光秀には天下人クラスの才能があり、そもそも忠義者じゃなく、更に織田家には謀反が
成功しそうな空気が溢れていた、となると、光秀はチャンスに謀反起こしても当然なんだよね。
事実、他の連中には出来なかった信長を討つ事に成功してるワケだし、機会を見る目や能力は
一流だったって事やね。

しかし誤算は結局、誰も付いてきてくれなかった事。
不穏な空気は漂っていても、結局、反乱者に付く者は織田家中には、居なかったワケだ。