南朝功臣の子孫や南朝後裔の叙爵は、血統が必ずしも明確ではない疑惑があり、
そもそもイデオロギー色の濃い処遇であった。
そのため、昭和に入ってから、菊池武夫男爵のような美濃部学説に狂信的な
攻撃をして世論を誤導するアジテーターを生み出してしまった。
南朝正統の歴史観を強調するあまり、このような叙爵をしたのは正しかったのか
疑問が残る。