日清戦争の前後では日本人の感性が大きく変わった。

日本人は2千年近く、隣国である巨大帝国・中華に怯えていた。
実際白村江で負ける。
隣国である巨大帝国の事を考えるだけで気分が鬱になったであろう。

そんな新井白石、本居宣長の時代、かつて日本の天皇が中華に朝貢していたなんて認めれると思うか?

日清戦争後の今の日本人は認めれるのだ。
なぜなら中国に対して完全に見下しているからだ。
「へぇ、昔は中国に朝貢してたんだ。だから?」こんな感じだ。

現代人は中国人を小馬鹿にして何の劣等感も持ってない。
むしろ中国人が日本に対して劣等感を持っている。
そんな現代日本人の感性で本居の時代を考えても分らないのだ。


本居宣長の奇説「熊襲の女酋長説」は古代大和朝廷の朝貢をごまかすため、目をそらすため意図的に創られた。
それが証拠に日清戦争の勝利を見届けた那珂通世を最後にこの説は終わる。

九州説自体が創られたのだ。
邪馬台国はどこにあるのだ?という関心を呼び寄せるためだ。

委奴国王印も偽造であろう。
今、出土状況がはっきりしないピカピカの親魏倭王の金印を誰かが出してきたとして、それを認めるのか?
卑弥呼の金印だと認めるか?
俺は認めない。
だから委奴国王印も認めない。

もういい加減に気づけ。