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西康カムバ。河口慧海氏は、西部四川の西康人(東部牧畜地域のカム、カムパ)を
強盗の産地としながら、 「嫌味が無くっていわゆる義侠心に富んで居るという
侠気の人間はカムの人に多いと私は観察しました。そうむやみにお諂(おべっか)など
というのは大嫌いの性質である。モンゴリヤ人はどうかするとつけたようなお諂を
言い出す。その点においてはチベット人(中央部農耕地域)は最も酷い。」
(チベット旅行記(三)P101〜102、講談社学術文庫)
http://eopera.cocolog-nifty.com/popsicles/2008/05/do_you_wanna_ko.html
[西蔵漂泊(上) P61 第一章 興亜義塾の青春 ― 木村肥佐生の蒙蔵行より
チベット人の言として木村は、「蒙古人は一心不乱、脇目もふらずに念仏を唱える。
ラサ付近のチベット人は念仏を唱えながら人が周囲にいなければ盗みを働く。
タンガット人は念仏を唱えながら公然と盗む。カムバは念仏を唱えながら人を
殺して物を盗る。」とも書いている。
モンゴル人の素朴さとチベット人の抜け目なさが、ややオーバーに表現されていて
面白い。
「壮士坊主共が寄り集って居るところに行くと、男色の汚い話、戦争の話、泥棒の
話がおもであって、果ては俗間の喧嘩の話から中には真実喧嘩をおっ始めて、ぶん
擲り合いをするというような始末です」(チベット旅行記 河口慧海)]
西康(カム)は、気性が激しいし、最も淳朴で温厚で掠奪され放題なんがモンゴル人。
但し、モンゴル人は草原文明化のせえで阿諛オベッカが激しい。
広義のカムの嘉絨(ギャロン)云うたら、alanさんよのう。
https://www.youtube.com/watch?v=wNPXxK1Y_FY&;feature=related