>>405
モンゴルでも女真でも、チベット羌系でも、元来白色信仰で、白と青よのう。黒は凶の
不吉な色じゃし。
http://mikiomiyamoto.bake-neko.net/blackandwhite.htm
白石信仰
「…白石は戦いにも使われた。古代、ガ人(戈基人)は羌族の宿敵だった。伝説に
よれば彼らは尾のはえた獣に近い野蛮人で、農耕も牧畜も知らなかった。
 もちろん侵略者が自分の行為を正当化するために、古代日本の土蜘蛛と同様、
先住民を野蛮人として描いたのだろう。北方からやってきた羌族に対し、素朴な
ガ人は必死の抵抗を試みたはずだ。伝説によれば、天神ムピダは雪玉を使うガ人
に白石でもって戦えと命じた。また戦いに敗れた羌族が白石の洞窟に逃れたところ、
突然ガ人の前に白い霧が発生し、羌族は追っ手をかわすことができたという。」
白い人と黒い人
「…『雲南志』(9世紀頃)や『雲南志略』には白蛮・烏蛮(のちに白夷・黒夷)と
いう名が頻出する。しかしそこに二つの民族を見出そうとすると、なかなかうまく
いかない。方国瑜によれば、それらは自称ではなく、他称だからだという。とはいえ
羌族のほか、白馬人、プミ族、白族はあきらかに白蛮(白夷)に属し、一方ノス
(イ族)、ナシ族、モソ人(ナシ族支系で自称ナズ)、ナムイ(ナムズ)人などは
ナ(黒)の人々という意味だから、当然烏蛮(黒夷)の系統に属することになる。
 90年代、ナシ族のトンバ文化の中心地、白地に通っていた頃、人々が黒い
民族衣装のほかに白い麻の民族衣装を着るようになり、驚いたことがある。
本来白色が伝統的だというのである。」