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山口県人の石田義顕元陸軍少将も、憧れの十一連隊(広島) の特徴に、
 演習熱心で陸大に受かる資質のあるものでも、「頭から 受験しない者も相当あった。」
また「確乎とした自信か自惚れかを持っていて、個性の強い、カンクャク持ちか、
一癖も二癖も持ち合わせていた人間が多かった。」と。
現代にも継続しとる広島人の特徴よのう(笑)。  
 まあ、山口県人の石田義顕元少将が憧れの歩十一と、 広島第十一連隊に憧れるんも、
「広島連隊管区の壮丁は誠実機敏にして概ね勇敢であつたので、成績は常に優良、
多くは広島師団の最上位に在つた。」
広島県と山口県の違いは、民俗学者の宮本常一氏が、郷里の山口県の周防大島を
「権力による秩序があり、人々の気持ちの底のどこかに 階級秩序に屈する気持ちが残っていた。」
ほいで 階級秩序の乏しい地域の広島県は
「地主と小作の家などほとんど見分けることが出来ない。これが関東や東北ならば、たいてい
それとわかるのである。村の家々や様式がほぼ平均してきていることは、なんといっても
この地方の人たちの平和と人間への信頼感をもたせる大きな力となっている。芸備の地方
(広島県)はそこに住む人たちが、そうした近代化への道を歩むのに都合のいい条件に
まずめぐまれた といっていいのではないか。それが権力にとらわれないで物を見、事をおこなう
力を育ててゆく。いま一つ真宗という宗旨のおこなわれたことも、庶民意識をつよめてゆくための
大きな役割を果たしているようである。」
 と周防よりは、芸備の方が権力にとらわれん近代的で自由な人間なんよ。
周防人の権力欲や権威に屈する性質は見苦しい処があるけぇのう。
 まあ、広島人は自惚れが強いよ。出世欲じゃの、隣の山口人や海を越えた
福岡人や韓国人に観られる俗物権威主義地域の連中が好むもんじゃし、
出世欲を下司と見做す広島人たぁ違うのう。