政府「報道の自由」勧告を拒否

 【ジュネーブ共同】国連人権理事会による日本の人権状況の審査について、日本政府は7日までに、特定秘密保護法などで萎縮が指摘される「報道の自由」に関する勧告を拒否した。
米国やオーストリアなどが放送法4条の改正などでメディアの独立性を一層確保するよう求めていた。
 昨年11月の作業部会で各国から出された217項目の勧告を受諾するかどうか、項目ごとに見解を公表した。
従軍慰安婦問題では、中国などが要求した元慰安婦への誠意ある謝罪と補償の勧告も拒否した。
 人権理は今月16日の会合で日本の見解を反映した報告書を最終的な勧告として採択する予定。
勧告に法的拘束力はない。

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