▽維新後の薩摩〔>>248
島津久光は維新後も薩摩藩で権力を握り続けたが、新政府が進める急進的改革に批判的立場をとり、また藩体制の改革を要求する川村純義・野津鎮雄・伊集院兼寛等の戊辰戦争の凱旋将兵と対立する。
明治2年2月、勅使・柳原前光が大久保利通を随伴して鹿児島に下向、その働きかけに応じて上京し、3月3日に参内、6日に従三位・参議兼左近衛権中将に叙任される。