▽ロシアの南下政策
1689年のネルチンスク条約以来、18世紀にまでに中国との国境協定が続いた。19世紀になると積極的なロシアの東アジア侵出がはかられ、東シベリア総督ムラヴィヨフのもとで、中国への圧力を強め、1858年のアイグン条約、ついで1860年の北京条約で領土を拡張した。
ついで日本海方面へ進出して1860年にウラジヴォストーク港の建設を開始、さらに1891年にシベリア鉄道の建設に着手して東アジアへの野心を強めた。