▽樺山三円
生没年未詳。諱名は資之。通名は瀬吉郎。
藩主島津斉彬の茶坊主として機密の用を務める傍ら、同時期に江戸に出た有村俊斎、大山格之助、税所篤ら藩内の改革派と親交を深める。水戸藩の藤田東湖、戸田忠太夫〈蓬軒〉らの影響を受け、安政元年(1854年)には、出府した西郷吉之助を藤田に引き合わせた。
藤田東湖については、前スレ〔929〕に述べた。