>>556
安倍ちゃん祖父の岸信介氏は「御殿場の妖怪」云われたけど、安倍ちゃんは
思慮苦手の単細胞じゃけぇ妖怪にゃ成れんよ。じゃが祖父、孫にゃ日本の上層部共通の
責任転嫁、部下見殺しの不人情さがある。
[保阪正康が語る日本社会の歪みの構図「BC級戦犯裁判のようだ」(沖縄タイムス)
上官「始末しろと言った。殺せとは言ってない」]
{▽「始末しろ」
 一つは、責任は「より下位の者に押しつけられる」である。もう一つは自衛隊中堅
幹部の件のように「言った」「言わない」に持ち込み、うやむやにしてしまおうとの
計算である。私たちは、誰の言を信用するのか、という基本的な次元に追い込まれて
いるということでもある。
この二つの特徴を最もよく重ね合わせることができるのは、太平洋戦争後に、
連合国によって裁かれた日本人将校、下士官、兵士のBC級戦犯裁判である。
日本軍将兵の非人道的行為は、米国、英国、オランダ、フランス、ソ連、中国など
各国の法廷で裁かれた。実際に手を染めた兵士は、上官の命令によって捕虜を
処刑している。しかし、裁判で上官は「殺害しろ」とは言っていない、
「始末しろ」とは言ったけれど、と強弁し、兵士たちが死刑判決を受けたケースも
少なくない。トラック島における捕虜の人体実験と疑わしきケースでは、警備隊
責任者の海軍中将と軍医長の中佐らの間で、捕虜の処分を言った、言わないの
対立を続けた。それは、下級兵士の運命にまで関わっていく。
BC級戦犯裁判の残された記録(意図的に焼却されたものも多い)は、末端の兵士に
責任が押しつけられていくケースが多いと語っている。この構図は、「言った」
「言わない」や「会った」「会っていない」の社会事象と全く同じなのである。}