『日本地質学会が「県の石」選定
徳島県は岩石が「青色片岩」 鉱物が「紅れん石」 化石が「三角貝」
「青色片岩」は濃い青色が特徴の石。眉山(徳島市)や高越山(吉野川市)でまとまった量が産出し、それらの地域で石垣に使われているほか、弥生時代には石包丁や石おのに活用された。
「紅れん石」は、濃い紅色や桃色をした長柱状の結晶で、眉山を訪れた明治時代の地質学者が世界で初めて発見したとされている。』

実は紅蓮石は、勾玉製作に必要不可欠な石なのです。
島根県立古代出雲歴史博物館によると
@出雲にも「蛇紋岩製勾玉」は出土しているが原石の産地は確認していない。
A出雲の勾玉を作る工程で、内磨き(内側へ湾曲部)の砥石に「阿波の吉野川産」の
 紅蓮石を使用している。

「蛇紋岩の製作遺跡」 東みよし町稲持遺跡、徳島市矢野遺跡、上板町七条経塚遺跡

「原石産出地」 徳島県吉野川加茂谷川水系蛇紋岩  @阿波