>>823
>>隋書は、魏志や後漢書から見れば後代史書であり、<

>「邪馬壹國」と書かれている倭人伝は12世紀以降の数少ない版本<

少なくない。
「ここで注意すべきは「殿本考証」の性格だ。
清朝初期、勅命をうけて清朝学者たちの大成したこの考証は、
現在においてなお、最大の校異・考証集成である。
特に注目すべきは、
当時現存していた北宋本・南宋本を、全巻にわたって対照し、記録していることだ。
北宋本(魏志32、蜀志0、呉志12)
南宋本(魏志60、蜀志35、呉志71)
しかも、南宋本(「宋本」と記す)については
「各宋本」「宋刻一本」という表現のしめすように、数本使用している。」

だから、「「殿本考証」は、北宋本・南宋本以外の残存写本や版本を、
沢山「校異・考証」している事になる。