史書が違えば倭国もまた不確かな伝聞から想像された「伝説の国」にすぎない

http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/history/1290130003/161
http://www.geocities.jp/kanreisai/nikki.19.7.3.htm
「女人国」はもともとチュウゴクの記録に現れてくる国ですが、この女人国には二つあります。?東女国と?西女国
と区別されます。まずは、?の東海海中にある女人国(これが女護が島伝説の元となった)からその記録をひも
ときますと、最初の記録とされますのが、後漢書・東夷伝中の
(北沃沮(朝鮮半島北方あたりを指すようである)の)海中有女国、無男人。或伝其国有神井?之輙生子云。
海中に女国あり、男人なし。あるいは伝えて、その国に神井あり、これを?(うかが)うにすなわち子を生じると云う。
その先の海の中に「女国」がある。ここには男のニンゲンはいません。ある伝説に、その国には神聖なる井戸があり、
この井戸を覗き込むと、女たちはこれに感じてコドモを身ごもるのである、という。
ギッチラ波越え卑弥呼の文来(239)る
で有名な、魏志・東夷伝にも、
チュウゴクからの使者が(北沃沮の)老人に、
海東復有人不。
海東にまた人有りやいなや。
この海の向こうにもニンゲンは住んでいるのか。
老人、これに続けまして、また言う、
有一国亦在海中純女無男。
一国あり、また海中に在りて純女にして男無し。
「もう一国あったそうでございます。これも海の中にあり、女だらけでございまして、男はいないのだそうで
ございまする。」

このころのまでですと、卑弥呼さまが支配する倭の国々の情報がどこかでひね曲がって伝わったのではないか、
という仮説も成り立ちますが、これ以後の記録からも女人国の情報は消えることがありません。