>>18
弥生期の特徴の一つに人口増加があります
農耕の発展安定と共に人口が増加する当たり前のことですが顕著な地域
たとえば美濃近江吉備等は農地拡大の限界農閑期の労働など問題も出てきます
一方で奈良盆地などは奈良湖跡の湿地であり度重なる水害等で過疎化していく集落もあります
2,3世紀河内辺りは河内湖が汽水から淡水湖に移行する時期で農耕を始めるのは数世紀またなければなりません
余剰の労働力を持つ東海や瀬戸内の勢力が奈良盆地に目をつけるのは自然な事なのですが
未開の湿地を干拓、開墾、灌漑するのは半端じゃありません
争って土地を手に入れるより共同で開発した方がお互いにwinwinの関係を築けます
地元の集落も抵抗するより土地を提供した方が得だと納得したでしょう
大規模な振興開発に必要なものに資材置き場、倉庫、現場事務所等があります
纏向に巨大な建物群が突如あらわれ消えていったのには理由があったのでしょう
工事の始まり農耕の始まりには祭祀を行う事もあったでしょう
開発も落ち着くと余った労働力と残土,産廃が残ります
ちょうど古墳時代の始まりがこの時期になります