どちらにしろ、敵は毛利と上杉しか残ってなかったのよ。
ところが、そうしたまともな神経の持ち主の敵とは違った別の類の敵がいたということだな。
これは誰も読み切れん敵だった。
引きこもりの神経病者が突然刃物持って大声あげて路上を突撃するのを誰も読み切れんのと同じ。
光秀の凶行は、こういう性格のものだったわけよ。
その妄想の根がどこにあったのか、誰にも分からんな。
あ〜る日突然♪だ。
その神経病者のおかげで、秀吉と家康に天下が転げ込んだという日本近世の誕生。
きみら、光秀に線香の一本も上げてやれよ。