余談だが、日本語の文法は大きく二回の変化を遂げている。
いわゆる古文は平安文学が中心だが、室町時代まで大きくは変わらない。
江戸時代から現代までは大きくは変わらない。
奈良時代より前はいわゆる上古文となる。
この変化はなぜ起きたのだろうか。
古文の時代は、政治や文化の中心が畿内にあった時代だろう。
江戸時代以降は、都は京都だが政治や文化の中心地は江戸または東京にあったわけだ。
では奈良時代より前の上古文の時代とは何だろう。
政治や文化の中心地が筑紫にあった倭国の時代ではないか。