先祖が庄屋(名主)だったという家なんかいくらもあるだろ。

幕末の頃になるとみんなやるのを面倒がって、しょうがないから
クジ引きにしたり村の全員が回り持ちでやったりしたわけだから。

江戸時代前期の頃は、それまでの村の支配者(お館様、などと呼ばれた人々。
領主に仕えず百姓になるのを選択した地侍)が庄屋・名主になった。
だからこの頃の百姓一揆というのは、名主のふるまいに我慢ならなくて起こした
ものが多い。昔のつもりで村人に命令し、追い使ったりしたのが原因である。
年貢を集めるのも強圧的で、集めた中から藩に収めるのだが、収めた残りを
私物化したりすることも多かった。
領主気分が抜けないので、やることが荒かったのである。
だが時代が進むにつれて、こういう階層は消滅していった。