>>24
操作ミス。
続いて、

建物Aは井戸に屋根掛けした建物とみられている。
これらからすると、建物Bに登って軸線の方向の何かを確認し、そして建物Cに収納された何かを大型建物Dから眺めながら何事かを行った、ということが想定される。
したがって、この建物の軸線が向っている方位は西方であり、大型建物Dの中心点を通る東西線に対して南に約5度の角度の方位だということになる。
この約5度の角度が何を意味するものか、これまで定説がないわけである。
しかし、画文帯神獣鏡や三角縁神獣鏡の図像などの配置が二十四節気の特定の節気の配置と重なることや、椿井大塚山古墳出土の三角縁四神四獣鏡では5度の角度の等間隔で山形図像が円周上に配置されていて、
これが三年分の二十四節気暦の各節気の配置にぴったり重なることをみてきたことからすると、
この大型建物群は大型建物Dの中心点を通る東西線に対して南へ5度の角度の方位に向けて建てられているので、
その方位が二十四節気の東西線上の真西に当たる春分点から南へ5度の角度の位置にくる啓蟄点の位置とぴったり重なることになるものであることは、容易に理解できる。
つまり、この建物群は大勢が集まる建物Dの中心点からみて、二十四節気の啓蟄点の方角に向けて建てられているとみなすことが可能だと言えるのだ。
この想定に従うと、二十四節気の冬至点から76日目の啓蟄の日の初日の日没の太陽に向けて何事かの祭事を行ったのが、この5度の角度の意味するところだと言うことができる。
では、その祭事とはどのようなことが推測できるのか。
引き続きみて行くことにしたい。