魏志倭人伝では、朝鮮から伊都国までと、それ以降とは、道のりの書き方が異なっている。
朝鮮から伊都国までは「A国、又・・・至B国」のように国が連続して繋がっているように書いてあるのに対して、
以降は、「伊都国・・・・東南至奴国・・・・東行至不弥国・・・・南至投馬国・・・・南至邪馬台国」のように書かれており、
伊都国を起点として放射状に国々が配置されている(放射式)と解釈するべきである。放射式で道のりをたどると、邪馬台国はどんなに遠くても九州域内となる。
(榎一雄)