佐賀平野東部では、吉野ヶ里遺跡(神埼市・吉野ヶ里町)などの拠点的集落があり、また海に近い低地には本分遺跡(みやき町)、高志神社遺跡(神埼市)など貝塚をもつ集落が分布する。
本行遺跡(鳥栖市)、姉遺跡(神埼市)などでは、青銅器生産が行われた。三津永田遺跡(吉野ヶ里町)、二塚山遺跡(吉野ヶ里町・上峰町)、目達原丘陵の遺跡群(吉野ヶ里町)などでは、青銅器などを副葬した墓地が確認されている。
 佐賀平野中央部では、惣座遺跡(佐賀市)、土生遺跡(小城市)などの大きな集落が所在するが、その全体像はまだよくわかっていない。
 佐賀平野西部では、椛島山遺跡(武雄市)や釈迦寺遺跡(武雄市)で見つかった甕棺墓・石棺墓などから、青銅器などの副葬品が見つかっている。