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ウソツキは朝鮮ヒトモドキの始まり!

朝鮮半島から出土した小銅鐸はサイズや製法、その構造などから殷の馬鈴がルーツと断定されている。
馬鈴は多数の騎馬を統率するために用いられた馬具だが、遊牧民族が牧畜の際に家畜の統率用に転用し、それが朝鮮半島に伝わったと考えられる。
傍証として挙げられるのが無鰭(むき)で鈕(ちゅう)と共に摩耗が激しい、また6世紀以降の遺跡から家畜と共に出土している点である。
これはつまり家畜の頸に結わえ付けていた証拠であり、小銅鐸ではなく畜産用の首鈴と名称を変えるべきという意見も多い。

一方、3世紀の遺跡から出土している日本の銅鐸は越の祭祀鐸がその起源と考えるのが一般的である。
越の祭祀鐸はその使用目的から有鰭(ゆうき)装飾があり、司祭が手に持って振っていたために持ちやすいよう鈕は平たく、共に磨耗は少ない。
これは日本国内で発見されている銅鐸もまったく同じで、鈴ではなく鐸という共通点もある。