広島県人、特に安芸人は元来アンチ関西であり、かつ関西人からも虐げられており、
戦前、広島出身で阪神間在住の文化人や経済人は極僅かだった。

戦後の激動期に、岸・佐藤兄弟、池田、重宗、灘尾という周防や安芸の大物政治家、
後に「東京一極集中」と呼ばれる体制を一人で築き上げた鈴木、永野や櫻田をはじめとした財界四天王、
正力のようなメディア界の怪物などと結託して、
日本の経済の中心を東京に移す工作で、やっと広島県出身者は幅を利かせるようになった。

しかも新全総によって、広島市は地方中枢都市として大発展できるようになるというオマケ付き。