>>961
戦術の常道は、合理主義の迂回殲滅で戦国、桃山期の薩摩島津軍の「釣り野伏り」
オカマ堀り戦法から近代戦や陸軍大学でも常識じゃが、広島のもんは狭い土地柄育ち
ゆえか非常識じゃし、広島師団の福山聯隊も、[ 敵前で橋を渡るなどということは、
常識はずれだ。せっかく連隊主力が上流で渡河したのだから、そのコースを利用する
のが常道である。が、本道上に待機していた一部隊は、本隊が対岸で戦闘を始めると、
やにわに橋を 突っ走って行ったのである。どういう考えだったのか、それは判らない。
「たいしたこたァ、にゃァ(ない)」 と、思ったのだろう。 しかし、この無謀な
突撃で、橋梁付近が一大乱戦場になったのは事実だ。大戦果には必ず、こういう常識
はずれの行動が付随していることが多い。]わけで、[寡兵の神機隊が、他の官軍諸藩兵
がその無暴を嗤笑する中、 「剣を抜き吶喊して突撃を為し…]も、同様で、しかも
広島将兵は、指揮官も命令通りに動かんし、距離詰める間から勝機なら、命令違反でも、
兵士の判断で正面突撃するけぇのう。
「大戦果には必ず、こういう常識はずれの行動が付随していることが多い。」 わけで。