>>34
北條に限らず多くの戦国大名領国で貨幣経済が発達していたとみていいんじゃないか。
イ)年貢や給金が実際に貫高決済(貨幣納付)されていた
ロ)撰銭問題が行政制度の変革を促すほどの影響力を示した
ハ)年貢の現物納付容認後は貫高を定高として市場相場による相当現物量が都度指定(即ち現物の方が変動)された
ニ)大名領国を跨ぐ広域交易も盛んに行われていた
−−等々の諸点から、既に貨幣を介した流通が尋常の姿になっていたと考えられる。