小学校で習ったと思うが
伊勢神宮の神殿は唯一神明造という。
この形は高床倉庫を模している。

高床倉庫は何かと言えば
自然の恵みであり日本の文化そのものでもある
米を保管する倉庫である。
ネズミに奪われないように高床になっている。

日本人と日本文化にとっては、稲作が全てと言っても過言ではない。
そして自然の恵みである豊作を得るためには、
自然の摂理を理解し、それを最大限尊重することが大前提となる。
ようするに自然信仰であり、その自然の原点とも言える太陽がその象徴となる。
自然に感謝し、自然に敬意を払う。
その象徴がすべての自然の源である太陽である。
人間は自然には、絶対に逆らえないのだと言う、当然の摂理を重んじている。
人間を特別な扱いに設定したキリスト教とは、ここが決定的に違う。

まあこんな感じだ。神道の原型とは。
仏教の影響を全く受けてない伊勢神宮へ行った事のない奴には
案外、神社と寺の区別がつかないとか言う奴がいるが
たしかに神社か寺か判別不能なものが大半だからな。
伊勢神宮へ行けばわかる。