(社説)世界遺産対立 負の歴史見つめてこそ
https://www.asahi.com/articles/DA3S14542366.html
>  朝鮮半島出身者の労務動員に暴力を伴うケースがあったことや、過酷な労働を強いたことは当時の政府の公文書などで
> 判明しており、日本の裁判でも被害事実は認められている。

月刊Hanada2022年6月号
【安倍元総理シリーズ対談 甦れ、日本!】
安倍晋三×加藤康子 「佐渡金山」問題は「歴史戦」だ
ttp://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/4910120270626.php

【加藤】 「あったにちがいない」と彼らの正義をふりかざし、無実の国民を加害者に仕立てあげてしまう。日本国民の人権を軽く
みていませんか。一昨年、朝日は「世界遺産対立 負の歴史みつめて」という社説で、情報センターの端島についての展示を
批判しました。
        …(略)…
 なにを根拠にしているのか、朝日に問い合わせたところ、驚くべき回答があった。
「この記述は、当時の徴用工の労働現場一般についての言及で、端島に特定して記述したものではありません。日本国内で
上記のようなケースがあったことを示す公文書などがあることは公知の事実です」
 朝日は「他の炭鉱であったのだから、きっと端島でもあったに違いない」という憶測だけで、端島民が朝鮮半島出身者の
「労務動員に暴力を」ふるい、「過酷な労働を強いた」と結論づけていたのです。元端島島民たちも朝日の報道に、「なかった
ことをあったことにするのか!」と憤っていました。
【安倍】 朝日などが焚き付けて、中韓から批判されても、残念なことに当時の官僚には戦おうという姿勢がありませんでした。

【加藤】 私は、官僚のなかに反日活動家の支援者や協力者がいる可能性は極めて高いと思っているんです。
 旧朝鮮半島出身労働者、いわゆる「徴用工」に関する調査研究、戦時における炭鉱や軍需工場などでの「強制労働の歴史」を
を喧伝する活動を日韓両国で行う「強制動員真相究明ネットワーク」(以下、強制動員ネットワーク)という市民団体があります。
…(略)…
 強制動員ネットワークに関係のある活動家の講演を聞いていると、同志として挙げている名前のなかに、外務省や内閣法制局の
官僚の名前が出てくるのです。霞が関に活動家の同志がそんなにいるのかと驚きますよ。
 わかりやすい例が、新宿・大久保の高麗博物館で行われた「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に反対する講演会の
講演者三人のうちの一人に、元文科省事務次官だった前川喜平氏がいました。他の二人は竹内康人氏(歴史家)と内田雅敏氏
(弁護士)で、両氏ともバリバリの活動家です。
 …(略)…櫻井よしこさんの産経新聞のコラムによると、内田氏は自著で一九七四年の三菱重工ビル爆破事件で死者八人を
出した「東アジア反日武装戦線」の犯人、大道寺将司死刑囚の弁護人と書いているそうです。三菱マテリアルと中国人元労働者
の裁判で、中国人元労働者の代理人でもあります。この裁判、二〇一六年に基金八十億円で和解となるのですが、内田氏は
講演のなかで具体名をあげ、「(和解には)外務省の同志の協力があった」と発言しています。
【安倍】 誤解を恐れずにいえば、官僚の八割は戦後レジーム的な考え方だと思ったほうがいい。そういう教育を受けてきている
から仕方がない面もあるのですが……。