六甲修験道というのがあって、
東六甲山一帯は真言密教の修験道の中心地の一つだった。
今はなくなったが、昭和60年頃まで地元の子供で、
修験道を希望する子は、密教寺を通じて夏休みに参加出来た。

六甲修験道
http://www.geocities.jp/jyunkubo/kobe/hike_sub/roko_shugen/roko_shugen.htm

友人が行くからというので誘われて
3日間の修験道体験やったけど、サバイバルだったな。

山伏に連れられて危険な崖登りとか、山中での座禅修業とか、滝行、
絶食しての山中行軍とか、お堂で護摩壇の煙の中で読経、お百度参り、
入浴も川に手ぬぐいを浸して体を拭くだけ。

驚いたのは、深い山中に修業の為の伝統ある施設が整っている事で
山伏が言うには、俺たちが座禅を組んだ赤銅色に光る岩場も
滝行やった滝も、1000年ぐらいの歴史があるらしい。

厳しい修業に、ついていけない者が続出した。
今なら危険過ぎて、子供にやらせるのは不可能だろう

俺と友人はスポーツ仲間だったから
最後まで何とか食らいついたが、俺は苦しさとストレスで
口の廻りからノドにかけて、吹き出物が一杯出てしまって、
壮絶な体験だった。