>>176-177 情報さんくす。

【ふたつの少女像】

今年の国際女性デーの日まで、「恐れを知らぬ少女像」と
いう牛と少女の彫像がウォール街の近くに設置されている。

これは暴走しがちな金融≠ニいう猛牛に、女性も対峙して
いくという決意を示したもので、個別ウォール街だけを
標的にしたものではなかろう。

慰安婦「少女像」もこれと同じ。

少女像は、全世界の戦時性暴力に異議を唱え、告発しはじめた
勇気ある女性一般の歴史的なシンボルとなってる。
矮小に個別「日本のみを標的」としたものではなかろう。

だが「人身売買された慰安婦は奴隷ではない」と信じ、
河野談話から25年もの間、その意味を歪めて伝えられ、
被害者意識に染まってしまったひとたちには「日本を貶める象徴」
としか受け取れない。あまりにも悲しいとしかいえない。

本来、日本がすべきなのは「人身売買された遊女が牛馬」である
以上「人身売買された慰安婦も奴隷」の人権の理を思い出し、
歴代内閣が継承してきた河野談話の「本人の意志」の意味を
国民に説明し、逆に日本が「少女像」を国内に自ら建てることが
特定日本への批判という「イメージ」を払拭し、歴史の和解を
進める力となろうものを……。