【東日本大震災と六次産業化と復興特区と秋篠宮家】

 2011年3月11日に発生した『東日本大震災』。
この未曾有の地震と津波により太平洋沿岸部は壊滅的な打撃を受けた。
それに追い討ちを掛けるように,福島第一原子力発電所のプラントが前代未聞の原発事故を起こし,放射能汚染という打撃を,産業界に与える事態となった。
上記の災害と事故は,様々な経済活動に打撃を与えているが,この中で天皇家と密接な関わりを持ってくる産業がある。
それは,『漁業と農業』である。

 題名に秋篠宮家が出ているが,これは秋篠宮ご夫妻が被災地を訪れたからである。
2011年6月27日に秋篠宮様は宮城県を訪れたのだが,この際,秋篠宮様は県から水産業復興特区について説明を受けている。
この事は,宮城県の職員用に作成された,当日の予定を記したPDFファイルに記載されている。
上述した,水産業復興特区であるが,2011年5月に発表された構想である。

 この時,宮城県の地元漁師の90%が自分の船舶を失い,路頭に迷っていた時でもあるのだ。
水産業復興特区は復興と名が付いているが,実際は六次産業化法案である事は周知の事かと思う。
宮城県は,2012年1月27日に国内で最初に特区構想を政府に申請している県である。
この時に,地元漁師や漁協が反対をしていた事は周知の事であろう。