>>446
高橋先生
ttp://ci.nii.ac.jp/naid/110004678475
落合先生
ttps://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/17628/1/jinbunkagakukiyo_76_%281%29.pdf

まず読んでみな。どうせ半世紀くらい前の知識のままだろうから
読める自信がなければ高橋論文の最初の「航海遠略策の実像」の部分だけでも見るといい
長井の建白の中枢部分は公武一和ではなく武備充実や国内改革の遅滞にある
つまり実務的関心から出発して、その遅れの原因である政治的対立の解消を図ること
そして政治的対立の原因は無勅許調印に伴う朝幕の対立にある
長井はここではっきり無勅許条約の調印と、改革の遅れに対して幕府に責任を帰してるんだよ
(ただし、朝廷の対外政策の無理解についても批判を加えている)
つまり長井にとって開鎖は改革の前の「二次的な問題」(高橋)でありやがて周布や桂もこれに同調する
だから朝廷の態度転換の前提として幕政改革が前提となるから、
彼が上京してからの安藤・久世に対する要求はかなり厳しい