国家とは立法司行政司法三権の運用装置としての権力機構と
その権力装置の有り様の正しさ根拠づける権威神話の組み合わせで成立する。
その組み合わせが無ければ長期間安定した治安統治維持はできない。

ところが権威と権力とを王が一身に背負う時、暴走が現れ国が乱れる。
それは古今東西を問わず普遍的な歴史的事実。そこで権威と権力の
複合としての王権を権威と権力とに分離するための仕組み、
王権の拘束具が憲法であり立憲君主制だ。王は君臨すれども統治せず。である。

現日本国憲法は皇国天皇を国民の象徴として拘束するための国家型治安維持装置。
国家型拘束具たるエヴァンゲリオンの一種だね。外敵たる使徒が暴れないうちは
自らを憲法で拘束する意義はあろうが、ひとたび神国日本が外敵の脅威に晒された
場合はどうであろう。エヴァは自ら拘束具を打ち壊して暴走するのであろうか?