事情通/大阪で最も派手なグループが解体寸前
週刊現代(2020-03-07), 頁:69
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 大阪で最も派手で勢いがあると言われていた江城政英が率いるグループが大阪府警捜査4課の総攻撃で、
解体寸前だ。
「このグループは職種はバラバラだが資金を共有して連帯感はバツグン。江城らは北新地の高級クラブで
遊び回り月に2000万円ものカネを落としていた」(府警関係者)
 現在52歳の江城は在日韓国人で、広域暴力団にも所属していた。再生可能エネルギー会社、病院などを
経営するが、6年前に投資詐欺で逮捕され、幾つもの姓名を使い分けている。
 ただ、ビジネスの原資は「舌先三寸」の詐欺のような手口で集めたカネだ。警察への被害相談も多く、
1月末には売上高30億円規模の整骨院グループ代表を恐喝したとして、逮捕された。しかしその代表も、
そもそも江城グループの一員だった。結局、仲間割れに過ぎなかったとして代表は前言撤回、江城は
不起訴処分となった。
 ところが釈放当日、今度は覚醒剤所持で逮捕されたというから、4課は本気だ。金融機関の融資詐欺を
含め、今後、事件が連鎖するだろう。
 江城はただの反社ではない。政界とのパイプを持つ東京のフィクサーと昵懇で、芸能界、角界、官僚、
政治家との関係も深い。江城連続逮捕は大物の名が飛び出す面白い事件になるかもしれない。