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勝兵塾 - 東京国際大学教授の福井雄三様は、司馬遼太郎の ...
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週刊新潮 2000-04
義兄に告発された教育改革メンバー「沈寿官」の正体
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001342619-00
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3379117?tocOpened=1

 先月、小渕前首相の肝いりで発足した「教育改革国民会議」。森内閣でも存続が決まったが、
その委員でもある沈寿官氏(73)を、他でもない義兄が告発する――。

 この会議は、戦後教育の総決算≠掲げていた小渕前首相が、教育のあり方を抜本的に見直す目的で設置した
首相の私的諮問機関。座長に江崎玲於奈・前筑波大学長を据えて、作家の曽野綾子氏や演出家の浅利慶太氏など、
錚々たるメンバー26名が委員に名を連ねている。
 その委員のひとりである沈寿官氏は、薩摩焼宗家14代なる肩書きをもつ鹿児島県在住の陶芸家。400年前、豊臣秀吉の
朝鮮出兵に従った薩摩藩主・島津義弘によって連れてこられた朝鮮人陶工の子孫とされ、司馬遼太郎の小説『故郷忘じ
がたく候』の主人公として一躍有名になった。同じ早稲田出身ということもあってか小渕前首相とも親交が深く、委員就任も
首相直々のご指名だったという。
 そんな沈寿官氏について、
「彼に教育を語る資格があるとは到底思えません」
 と告発するのは、氏の姉を妻にもつ義兄の荒木幹二郎氏。この荒木氏も李朝陶工の流れを汲む陶芸家である。
「そもそも、彼が薩摩焼宗家を名乗ること自体、おかしなこと。宗家といえば、薩摩焼の技法の発祥であり、茶道でいう家元
みたいな意味合いになりますが、実際は薩摩焼は彼の祖先が創始したものではない。それどころか、彼自身は満足に
ロクロも回せず、まともな焼き物を作ることすらできない。普通、陶芸家と名乗る作家なら、必ず日展とか伝統工芸展とか
の展覧会に自作を出品しますが、彼は何かの賞を貰うどころか、出品したことすらないんですから」

 小説のおかげ

「もともと彼は政治家志望で、大学を出て以後も十数年、東京で代議士秘書をしていた。おかげで弁舌だけは巧みで、
その話術に皆、騙されているんですよ。むしろ本人は陶芸を毛嫌いしていて、私にも、あんなものは職人にやらせとけば
いいんだと言っていたくらいです。小説のおかげで名前と虚像が有名になり、それをあたかもホントの話のように吹聴し
続けているんです」
 実際、鹿児島県陶業協同組合の西郷隆文理事長も、
「寿官さんがご自分のことを陶芸家とか沈家14代とか喧伝するのは自由ですが、少なくとも、宗家などと名乗るのは組合
としても問題だという意見が多い。報道機関にも厳重に抗議してます」
 と言うし、どうやら地元ではかなり批判の声が高まっているらしい。しかも、義兄の荒木氏はこんなことも言う。
「小説で、中学時代に朝鮮人の子孫だと先輩から凄まじい苛めを受ける話があって、本人も講演などでよく喋るんですが、
同級生に聞くと話が違う。単に先輩の彼女に手を出したからだというんです。有名になってからも、温泉旅館の仲居さんや
ある喫茶店の女主人に襲いかかったという話も聞いています。こんな人間に教育を語る資格があると思えますか」
 さて、ここは是非ともご本人の話を聞きたいところだが、
「小説はあくまでも小説ですから、必ずしも事実ではない。それに、確かにそういう批判は以前から聞いてましたし、僕自身、
宗家を名乗ることについては迷いもありました」
 と、昨年、15代目沈寿官を襲名した長男が代わってこう答える。
「ただ、父や祖父が名乗ってきたものを否定するわけにもいきません。それに、展覧会に出品しないとかいうのは、考え方
の違いです。でも、女性問題については、なぜ今頃になってそんなことを言われるのか分かりません。被害者がいるなら
連れてきてほしいですよ。教育の問題は、父は若い頃からPTA会長などもやって真剣に取り組んできたんですから」