[寄稿]強制動員解決策、誤った認識と選択が招いた「惨事」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4a5bc089f9c934ba016f846de6cf6af0d725511
 今、日本では明治初期を彷彿とさせる勢いで地政学が流行している。明治地政学によって侵略戦争に打って出た日本では、
敗戦後は長くタブー視されていた単語だ。ついには「極東1905年体制」論が登場している。日露戦争の結果、朝鮮半島と台湾が
日本と共に力で維持される一つの陣営にまとめられて東アジア勢力均衡体制を形成し、日本の敗北によって流動化していた
この体制は、朝鮮戦争以降に米国を中心として再編され今に至っている、というものだ。この論によれば「極東1905年体制」は
過去の歴史ではなく、日米同盟と韓米同盟が事実上一つの制度として作動している実体だ。そこにおいては、日本が朝鮮半島を
植民地とした事実は「やむを得ないこと」として処理される。

「米日・米韓両同盟」と「極東1905年体制」~サンフランシスコ講和・日米安保70年目の視点:ブリーフィング・メモ
http://www.nids.mod.go.jp/publication/briefing/pdf/2021/202107.pdf