ジョイス・C・レブラ博士(米国コロラド大学歴史学部教授)

「大東亜戦争下、アジア諸国に進駐して行った日本軍政の最大の特徴の一つは、各国の青年を教育し、組織し、
独立精神を振起した点にある。 その遺産は戦後も様々な形で生き続けている。 日本の敗戦、それはもちろん
東南アジア全域の独立運動には決定的な意味を持っていた。 今や真の独立が確固とした可能性となると同時に、
西洋の植民地支配の復活も、許してはならないもう一つの可能性として浮かび上がってきたのである。

民族主義者は、日本占領期間中に(日本軍により)身につけた自信、軍事訓練、政治能力を総動員して、西洋の
植民地復帰に対抗した。 そして、日本による占領下で、民族主義、独立要求はもはや引き返せないところまで
進んでしまったということをイギリス、オランダは戦後になって思い知ることになるのである。
(中略)さらに日本は独立運動を力づけ、民族主義者に武器を与えた。 日本軍敗走の跡には、二度と外国支配
は許すまいという自信と、その自信を裏付ける手段とが残ったのである。

東南アジアの人間は今や武器を手にし、訓練を積んでおり、政治力、組織力を身につけ、独立を求める牢固たる
意志に支えられていた。」(『東南アジアの開放と日本の遺産』秀英書房、256-257頁)


日本軍政は、東南アジア諸国の青年たちを教育し、民族意識と独立精神を植え付けた。
東南アジア諸国の人々は日本のおかげで独立への自信を手に入れた。

即ち、大東亜戦争は植民地解放戦争に他ならない。
「大東亜戦争は侵略戦争アルヨ」と泣きながら否定するのは馬鹿のみ。