キリストは実在したかどうかにせよ、
ローマ皇帝のアウグストゥス(オクタビアヌス)の
時代に生れ、次代のティベリウスの時代に宣教を開始
して、ユダヤ人祭司たちの手によって総督ピラトに
引き渡されて処刑されたというふうに、聖書は
「アウグストゥス」「ティベリウス」「ピラト」などの
実在したことが確かな人物を名前に挙げているので、
西暦そのものの誤差は小さく、過去にも未来にもいくらでも
世紀を延長できるぶん世界各地の出来事を起こった順に並べる
のに向いている。