>>123
艦隊決戦に勝つためには、事前の航空戦や水雷戦で勝利して米海軍主力(戦艦)を削って日本艦隊に有利な態勢で決戦する必要がある。
これが漸減作戦。

しかし、米海軍もアホじゃ無いので、事前の航空戦や水雷戦で不利な状況なら、主力決戦を避けて撤退し、修理補充して圧倒的戦力を貯えてから再度攻撃してくる。

迎撃戦略では、決戦するかどうかの選択権が米海軍にあるのでどうしようもない。

また、互角の態勢で決戦が起きると、日本側の図上演習では、日米相打ちか日本側有利程度で米艦隊は撤退し、やはり補充力の差で米艦隊に押しつぶされるという展開が見えていた。

いずれにせよ迎撃・漸減作戦は破綻していて、日米戦争では日本海軍必敗だと日本海軍は知っていた。
破れかぶれの山本戦略が現れるまでは。