【95】

法的な話の続きとして、太平洋戦争は、日本にとって自衛戦争といえるのか?という話。

なぜ自衛戦争か否かが重要なのかというと、それは不戦条約(1928年)による。
それにより、自衛戦争および条約上の義務に基づく戦争以外は違法とされたため。

したがって、もしそれが自衛戦争ならば、正当、
すなわち「法や社会的通念に照らし合わせて理がある」ということになる。
日本にとっての太平洋戦争が、条約上の義務と無関係なのは明らかだから。

ついでに言っておくと、第二次世界大戦当時は単に違法というだけだったが、
戦後になってアメリカが、事後法で犯罪としてしまった。