この資料を見るとやはり日中戦争を契機に
軍事費が一気に増大し、海軍の比率も陸軍に迫り
その額は巨額になっている。

陸軍の軍事費は単純に兵員の数に比例するのでわかるが
海軍の軍事費はいったい何に使うのか?


1・日清戦争から台湾平定まで/1894年6月から1896年3月(1年と9ヶ月)
 支出・2億円(陸軍費82.1%・海軍費17.9%)


2・日露戦争/1903年10月から1907年3月(3年と5ヶ月)
 支出・15億800万円(陸軍費85.1%・海軍費14.9%)


3・第一次世界大戦からシベリア出兵まで1914年8月〜1925年4月(10年と8ヶ月)
 支出・8億8,200万円(陸軍費70.8%・海軍費29.2%)


4・日中戦争から第二次世界大戦と復員事業まで1937年10月から1946年2月(8年と5ヶ月)
 支出・1,553億9,700万円(陸軍費48.7%・海軍費40.8%)

大蔵省『昭和財政史』